編集部おすすめ人気小説ランキングBEST50!

街クリ編集部 街クリ編集部


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小説をこよなく愛するみなさん、こんにちは。今日は街角のクリエイティブ編集部がおすすめする小説をドドンと50作品、ランキング形式でご紹介します。

「小説初心者で何を読んでいいのかわからない」というみなさんも、「いつもと違うジャンル、作家の作品を読みたい」という小説好きのみなさんも、編集部が推薦するおすすめ小説50冊の中から「この一冊!」と呼べるものと出会って下さいね。

それでは早速、50位からご紹介していきます!

第50位 『その女アレックス』 ピエール・ルメートル

2014年、日本国内・海外を含め史上初の6冠。ミステリー大賞を総なめにした、一気読み必須の最恐ミステリー小説です。誘拐されたアレックスが衰弱しながらも脱出を試みるシーンから物語は始まります。1部、2部、3部とも二転三転するストーリー。残酷な描写もあり、途中で読むのが嫌になりつつも、展開が気になり過ぎて最後まで読んでしまいます。キャラが濃すぎる登場人物の視点の入れ替わりにもスピード感があります。

日本語翻訳がとても自然でとても読みやすいです。映画化の話が進んでいるそうですが、間違いなくR指定になりそうな予感がします。

第49位 『蛇にピアス』 金原ひとみ(かねはら ひとみ)

第130回芥川賞を、綿矢りさの「蹴りたい背中」と同時受賞した小説。ある日、主人公のルイは下にピアスをあけた「スプリットタン」のアマと出会い、同棲を始めます。自分もスプリットタンにしたいと考えたルイは、アマから彫り師のシバを紹介してもらうことに。ルイはシバとも肉体関係を持ち、痛みと快楽に溺れていきます。そんなある日、アマが死体で発見されます。

自分が生きる世界とはかけ離れた、しかし確かに存在するどこかで起こる物語に釘づけになります。自分が生きていく理由を見い出すために必死にもがき苦しむ若者を鮮烈に描いている小説です。生とは何か? 死とは何か? 読んだ後にしばらく考えてしまいました。吉高由里子初主演映画としても大きく話題になりました。

第48位 『火花』 又吉直樹(またよし なおき)

お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が描いた第153回芥川賞受賞作。売れない芸人である徳永がある日出会った先輩芸人神谷の才能に惹かれ、弟子入りします。二人は互いに心を通わせ、神谷は徳永にお笑いに対する哲学を伝授していきます。次第に売れ始める徳永とは対照的に、神谷はその輝きを失っていきます。ある決定的な出来事を機に徳永は神谷を避けるように。借金を抱えて逃亡した神谷は1年後、信じられないような姿で徳永の目の前に姿を現します。

現役のお笑い芸人にしか書けない作品だと思いました。物語の中に自然な形でクオリティの高いネタが入ってくる手法が斬新です。日本人が書いた作家でこれほどユーモアの効いた小説は珍しいと思います。又吉さんの言葉遣い・語彙の豊富さに感銘を受けます。

第47位 『教団X』 中村文則(なかむら ふみのり)

アメリカ、ウォール・ストリート・ジャーナル年間ベスト10小説に日本人作家として初めて選ばれた小説です。600ページ弱の長編小説ながら著者の圧倒的筆力で一気に読んでしまいます。主人公楢崎の彼女である立花はある日、彼の前から姿を消す。彼女を探す中で楢崎がたどり着いたのが、松尾という教祖が率いる妙にゆるい宗教団体でした。その団体に立花がいたことは確かですが、立花は別の宗教団体「教団X」の教徒で松尾の団体を騙してどこかに身を隠したのだと聞かされます。楢崎は危険を承知で「教団X」に足を踏み入れることに・・・。

宗教、宇宙学、脳科学、量子学、テロ、戦争論など、様々なテーマが詰め込まれた小説です。洗脳された感覚に少々読み疲れますが、安保法案や戦争責任が騒がれている今こそ読んで欲しい小説です。

第46位 『ホーンテッド・キャンパス』 櫛木理宇(くしき りう)

島崎遥香と中山優馬主演で映画化が決まっている小説です。ビビリなくせに霊感のある主人公、八神森司は大学のキャンパスで、高校時代片思いをしていた後輩の灘こよみと再会を果たします。森司は嫌々ながらもこよみとの距離を縮めるためこよみが勧める「オカルト研究会」に入部します。オカ研に持ち込まれる様々な怪奇現象を、2人は他の個性的なメンバーとともに解決していきます。

ベタベタのラブコメに、ほんのりとオカルトテイストを味付けした読みやすいライトノベル作品です。「ホラーは苦手だけど、漫画感覚だったら読んでみたい」という方にはおすすめの小説です。

第45位 『野火』 大岡昇平(おおおか しょうへい)

テレビや教科書では教わらないこと、戦争の真実が書かれた小説。太平洋戦争中、生還率3%、最も過酷な戦場と言われたレイテ島が舞台。主人公の田村は肺病を理由にレイテ島の分隊を追われ、野戦病院からも食料不足を理由に入院を拒まれます。やがて山奥で飢えの迷走を始めた田村は、孤独と人喰いへの欲求から狂人と化していきます。

どこまでが正気か、どこまでが狂気か、どこで入り混じっているのか、主人公の心の揺れ、極限状態になると人間はどのように変わってしまうのかが残酷までのリアリティで描写されていて、一度読めば頭から離れないほどの怖さがあります。田中氏のエンタメ新党では映画版が取り上げられています。

第44位 『ぼくは愛を証明しようと思う』 藤沢数希(ふじさわ かずき)

「恋愛工学」の第一人者、藤沢数希の純愛小説、というか簡単に言うとナンパ必勝法です。27歳の主人公渡辺は女性に一生懸命尽くすも、ひどい仕打ちばかり受けている非モテ男子でした。しかしある日、モテ男子の先輩である長沢に恋愛工学を教わり、そこから恋愛工学を駆使しモテまくるモテ男子へと変貌を遂げていきます。果たして渡辺はモテの先にある本当の愛にたどり着くことができるのか?

人気ブロガー藤沢数希氏が提唱する、女性とセックスするためのテクノロジー「恋愛工学」をストーリーに落とし込んだ小説なので、女性との接し方、落とし方がわからない男性向けの恋愛指南書と言っても良いです。読んでいると自分にも出来るかもしれないという感覚に陥ります。面白いし勉強にもなりますが、何といってもゲスいです。

第43位 『神々の山嶺』 夢枕獏(ゆめまくら ばく)

上下巻で1047ページという大作。前半はストーリーに、後半はスリル満点のクライミングシーンに引き込まれます。
山岳カメラマンとしてエベレスト登頂に挑んだ主人公の深町は、2人の滑落死者を出し登頂に失敗します。失意の中カトマンズを彷徨う深町は、ふと立ち寄った骨董品屋でエベレスト登山史上最大の謎とされているジョージ・マロリーのカメラを発見。そのフィルムにはエベレスト山頂付近で行方不明となったジョージ・マロリーが登頂に成功したのか否か、という謎を解き明かす鍵が隠されていました。しかしその後、ホテルでカメラを盗まれてしまった深町はカメラの行方を追う中で、伝説の登山家羽生丈二と出会うことになります。

登山家心理を深くえぐり出した小説です。真正面から「なぜ人は山に登るのか」という究極のテーマに答えを出そうとしています。2016年に岡田准一主演で映画化され、映画史上初となるエベレストでのロケが敢行されました。

第42位 『スクラップ・アンド・ビルド』 羽田圭介(はだ けいすけ)

お笑い芸人である又吉直樹氏の受賞に隠れてしまいましたが、こちらも第153回芥川賞受賞作。28歳、主人公の健斗は前職を自己都合で退職し、自宅で資格試験の勉強をしながら転職活動中。企業の中途採用試験を受けては落ち続けていますが、なぜか明るい未来を描いています。健斗は87歳で「もう死んだほうがよか」が口癖の祖父に嫌気がさしつつ、介護するようになります。しっかり世話をすると見せかけて、祖父を弱らせ、社会復帰の機会を奪い尊厳死を迎えるよう企てるのです。

現代社会の深刻な高齢化問題に光を当てる作品。一方で、祖父と健斗のやりとりに、喜劇を見ているかのような可笑しさがあります。手練の作家作品をお好みの方は是非読んで欲しい小説です。

第41位 『残穢(ざんえ)』 小野不由美(おの ふゆみ)

山本周五郎賞受賞作。京都で暮らす「私」はホラー小説の作家、小説のあとがきで読者に怖い話の募集を呼び掛けていました。ある日、読者から一通の手紙が届きます。手紙の送り主の新居である「岡谷マンション」の寝室から、誰もいないのにほうきで畳を掃く音が聞こえるというのです。「過去に住人が自殺した」というありがちな推理をしますが、岡谷マンションで過去に自殺や殺人が起こった事実はありませんでした。さらに調べを進めていくうち、謎の答えがマンションの建設前にあることがわかります。

目次を見ると壮大な大河小説のように感じますが、実際はドキュメンタリー風のホラー小説です。2016年1月に竹内結子主演で映画化されたことでも有名です。

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