3. 生活リズムの中心が変わる
恋愛中は彼に毎朝「おはよう」のLINEをして、夜は電話しながら寝落ち。なんて生活をしていたかもしれない。確かにそれは幸せで、愛しく甘い時間である。しかしここではいったん、生活リズムの中心を「彼」から別のものに変えてみよう。「おはよう」と「おやすみ」を言うのを、空に輝くあの太陽にするのである。
朝はちょっぴり早起きをして、日の出を見に行く。
うっすらと明るくなっていく景色を眺めていれば、こんなに美しい夜明けを迎えて、
顔を覗かせた太陽に「おはよう!」と挨拶ができるのだ。澄んだ空気を吸いながら、この世に生まれてきたたことに感動できる瞬間である。
そして夕方になったら、今度は西を向いて、ゆっくりと沈んでいく太陽の光を浴びながら見送る。
「おやすみ!」
彼とはもうこの挨拶を交わすことはないかもしれないが、太陽はこの先も毎日、少なくとも自分の生きている間は毎日どこにいても、この言葉を聞いてくれるということを思い出せるのである。