1. 24時間電波から離れられる
恋人とうまくいかなかった理由はなんだっただろう。もしもそれが、「連絡をなかなか返してくれない」という電波に縛られた生活からくるものだったのなら、特に小笠原旅行をオススメする。小笠原諸島最大の有人島、父島があるのは東京から南に1,000kmの太平洋の上。そして、通常その場所への移動方法は、24時間の船旅のみである。
そう、つまり24時間は海の上に滞在する=ケータイの電波が届かない状況になるのだ。ここで強制的に「連絡手段」を絶つことこそが、電波によって繋がれている時間を気にする、恋愛中心の脳内をリセットするのに役立つ。
ちなみに、小笠原への観光客はリピーターが多いこともあり一人旅も珍しくはない。実際に船では、外のデッキに出て一人海を眺めている女性の姿もよく見かけられるほどである。