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年末賞与の展望とクリスマス、年末商戦の経済効果

沢葦夫 沢葦夫


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今年も残すところ12月のひと月となりました。お正月休みの前の大きな楽しみは、年末賞与ではないでしょうか? 彼氏彼女のいる方はプレゼントの準備やディナーの予約に大わらわ。お子さんがいる方は「なるべく安く安く・・・」の誘導に頭を痛めているかもしれません。でも、みなさんが喜んで、あるいはしぶしぶ支払うクリスマスや年末のお金がめぐり巡って経済効果となり、最終的にはみなさんのお財布に戻ってくるのです。ここはひとつ太っ腹でいきたいところですね。

2016年の冬のボーナスを占う

そこで今年の年末賞与を占ってみましょう。カードや星の位置ではなく、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」からの展望です。

昨年(2015年)の年末賞与は、調査結果では前年比マイナス1.3%で37万367円(5人以上事業所のサンプル調査)という結果になりました。そこで今年(2016年)も芳しくない結果が予想されますが、実は今年の夏の賞与は前年より2.3%増えて36万5,008円だったのです。この結果および景気の推移から、民間のシンクタンクでは年末賞与についてもおおむね悪くない予測をしています。昨年の年末並みか若干のプラスが期待できるともささやかれています。

給与の推移を過去から見てみますと、緩やかに回復傾向ではありますが、非正規雇用社員の増加などと合わせ、企業は給与の支給について慎重な姿勢を崩していません。もともと業績との連動性の強い賞与で賃金等を調整しておけば、不景気の際に再び減額しやすいという考え方もありそうです。さいわい賞与は2009年を底に回復してきました。クリスマスや年末の消費を左右するのはこの賞与が大きいわけですね。

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