クリスマスは、「恋人がいない」と嘆く人が増える季節だが、いったい何に悲しんでいるのだろう。クリスマスはケーキがあれば寂しくないし、ケーキがあれば温かい気持ちになれる。クリスマスに必要なのは、恋人ではなくケーキである・・・というのはもちろん暴論だ。1人でケーキを食べたら一層寂しさがつのり、心に吹雪が通る。やっぱりケーキは美味しく食べたい。
ということは・・・あなたが美味しく食べたいのは、ケーキではない。人である。
クリスマスケーキ理論を知っているか?
「ケーキ=人」だと言われてもピンとこない人もいるかもしれない。でも、人をケーキに例えるのは有名な話だ。
女はクリスマスケーキに例えられてきた。25歳を過ぎた女は、付き合う相手に求める条件を大幅に下げるらしい。なぜなら、25歳を過ぎても相手がいない女は「売れ残り」とされるからだ。『25日を過ぎると割引されて売られるクリスマスケーキと一緒』というわけだ。
※晩婚化が進んだ現在ではあまりこの使い方はされていない。この例え自体を問題視する人もいる。
一年中売れるケーキ>クリスマスケーキ
「女=クリスマスケーキ」の善し悪しを論じたいのではない。ケーキを美味しく食べる方法を考えたいのだ。
石原さとみさんを売れ残りのクリスマスケーキだと言う人はいない。なぜなら、石原さとみさんは一年中美味しい高級なケーキだから。女に限定しているわけではない。キムタク(あえて呼び捨て)も一年中美味しいケーキであり続けている。マツコ・デラックス(あえて呼び捨て)も一年中美味しい。
一年中美味しいケーキとは、年齢の影響を受けずに魅力的であり続ける人のことである。
さて、ここまで読んで、“クリスマスケーキ”を食べたいと思っただろうか。あなたが本当に食べたいのは、“一年中美味しいケーキ”ではないだろうか。
クリスマスケーキを“あえて”食べないという選択肢
クリスマスには、クリスマスケーキを食べたくなる。なぜならクリスマスだから。今この瞬間はこの時しかない。そこで需要と供給が生まれる。その日にしか食べられないケーキを食べることで、幸せな気持ちになれるなら、それは素晴らしいことだと思う。でも先程、あなたが本当に食べたいのは“一年中美味しいケーキ”だと確認した。
だから、無理してクリスマスケーキを食べる必要はない。石原さとみさんもキムタクも、クリスマスケーキではないことを思い出してほしい。
ところで私は23歳の女であり、クリスマスケーキ理論によると「モテ期」のピークである。だが私にこの理論は当てはまらないようだ。それでも問題はない。私が求めているのはクリスマスケーキではなく、一年中美味しいケーキだから。
負け惜しみだと思う?
負け惜しみじゃないよ。
屁理屈だよ。
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ではまた!
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きゅうり(矢野友理)