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パトリシア・コーンウェルのミステリー小説「検屍官シリーズ」5選

街クリ編集部 街クリ編集部


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5. 『標的』
(2015年)講談社

本作はケイとベントンがやっと休暇を得て、旅行前にゆっくり自宅でくつろいでいるところから始まります。しかし、塀の上に並べられた7枚の1セント銅貨、何度か見えた光、そしてマリーノからの事件を知らせる電話で、彼らの平和は打ち破られます。有名な音楽教師のジャマール・ナーリが、テロ組織の一味と間違われて自宅前で射殺されていたのです。そして彼の家を捜索すると、引越しの準備とDNA消去が目的の塩素による現場隠蔽の跡がありました。

一方でその引っ越し先の不動産業者は、犯罪行為の疑いを理由に彼らの契約を無効にしよう計画していました。その情報を伝えたのは暗躍する保険調査員で、不動産業者、保険調査員とも大物下院議員ボブ・ロザードと繋がっていました。ロザードが所有する屋敷で事故による溺死と判断された少女が実は殺人と判り、ケイが現場に向かうと例の保険調査員の死体がありました。

 

まとめ

20年以上人気が衰えない「検屍官シリーズ」は、毎年年末に新作を待っているファン、一度は離れたけれどもまた戻ってきたファン、そして一気読みして新しく魅力に取りつかれたファンなど、いろいろなファンを魅了しています。直近の5作を振り返っても、主要登場人物のキャラクター、心理、状況描写が多く、また過去を振り返る記述も多いため、全作読破をお勧めします。

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