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設定が秀逸なミステリー小説10選

街クリ編集部 街クリ編集部


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9. 『真夏の日の夢』
静月遠火(2011年)アスキーメディアワークス

ライトノベルで、比較的誰にでも読みやすい作品です。サークルの活動費を捻出するために、閉鎖した一軒家で一ヶ月過ごす「実験のバイト」をすることになった男女7人。外との接触を一切断たれ、ひとつ屋根の下で過ごすことになった彼らは、文句を言いながらもイベント感覚で楽しんでいました。しかし、実験開始から6日目。サークルのアイドルである雪姫が、忽然と姿を消し、物語は一気に加速します。一見、ただの青春やコメディーのように感じるかもしれませんが、ラストで、緻密に引かれていた伏線に気が付きます。固定観念が崩された時に自分の心がどうなるのか、実際に試してみて下さい。

 

10. 『探偵映画』
我孫子武丸(1994年)講談社

「探偵映画」というミステリー映画の一番重要な解決シーンを撮影する間に、映画監督である大柳登志蔵が突如として謎の失踪を遂げます。スタッフ、出演者は、撮影済みのシーンから結末を推理していきます。そのさまは、まさに探偵映画。自らが犯人になろうとする出演者たちの数々の利己的な主張が一番の見所です。また、随所に有名映画の批評が差し込まれているので、映画好きは必見の作品です。

 

まとめ

一筋縄ではいかない、新しい設定の小説をご紹介しました。どの作品も、ラストまで一気に読む手が止まらないはずです。ぜひ順番にお読み下さい。

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