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設定が秀逸なミステリー小説10選

街クリ編集部 街クリ編集部


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3. 『探偵伯爵と僕』
森博嗣(2008年)講談社

『探偵伯爵と僕』は、子供向けのミステリーとして執筆されましたが、その緻密に練りこまれた設定により、もはや大人向けの作品といわれています。物語は、小学生である「僕」が書いた「夏休みの日記」という設定で進んでいきます。主人公である「僕」は、家の近くの公園で「探偵伯爵」と出会い、その不思議なおじさんと共に次々と消えてしまった友達を追っていきます。子供口調の語り口の奥に隠された「人はなぜ人を殺してはいけないのか」という重いテーマに頭を抱えてしまう作品です。ラストの展開は必見です。

 

4. 『マリオネットの罠』
赤川次郎(2006年)文藝春秋

主人公は、フランス留学から帰国した上田修一。上田は住み込みでフランス語の家庭教師をすることになります。教え子となるのは広大な敷地に館を構える峯岸家の美人姉妹。ある日、修一は地下の牢獄を見つけ、そこで誤って人を殺したがために幽閉されている三女の雅子と出会います。雅子を助けだそうとする修一ですが、その行動が新たなる連続殺人を引き起こすことになります。後味の悪さ、尾をひく切なさは、他に類を見ません。

 

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