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設定が秀逸なミステリー小説10選

街クリ編集部 街クリ編集部


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5. 『連続殺人鬼カエル男』
中山七里(2011年)宝島社

物語は、とあるマンションでフックでぶら下げられた女性の死体が発見される所から始まります。稚拙な犯行声明文や、被害者をカエルに例える点など、読者の脳裏に浮かぶ犯人像はとにかく気味が悪い。黒幕へ至るまでの二転三転具合には、誰もが翻弄されてしまいます。サイコサスペンスの恐怖感を感じるミステリー小説であり、心神喪失者の責任能力の有無を問う社会派ミステリーでもあります。

 

6. 『ハサミ男』
殊能将之(2002年)講談社

1999年に第13回メフィスト賞を受賞し、2005年には豊川悦司、麻生久美子主演で映画化された作品です。女子高生がハサミを喉に差し込まれ殺害されるという事件が2件発生、マスコミによって犯人は「ハサミ男」と命名されます。「ハサミ男」を追う警察。一方で犯人である「ハサミ男」は、次のターゲットが自分と同じ手法で殺されているのを発見し、偽「ハサミ男」を追うことになります。一般社会に溶け込み、周りの人間からは人徳を得、捜査の目をかい潜るシリアルキラーが自分の近くにいたら・・・と背筋が凍るような感覚が味わえます。

 

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