• MV_1120x330
  • MV_1120x330

おいしいはうれしい【連載】松尾英里子のウラオモテ

松尾英里子 松尾英里子


LoadingMY CLIP

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

食に興味のない息子。さらに、平日の在宅夕ご飯率が0%に近い夫との生活は、次第に「家族のために何か美味しいものを作りたい」という私の料理熱を、キンキンに冷やしてきている。プレゼントを買う時、相手の喜ぶ顔を想像しながら選ぶように、料理というのもまた、食べてくれる人の顔を思い浮かべながらするものである。食べる人が少ないうえに、「どうせアイツは今日も食べないだろう」と思いながらする料理ほどつまらないものはない。

子ども「おかあさん! 今夜のごはん、なに?」
母「今日はハンバーグよ」
子ども「いえーい! ハンバーグハンバーグ」

みたいな親子のやり取り。あれはやはりCMやドラマの中だけのものだったのかしら。うん、そうに違いない。幻想だ、幻想。

こうして、事務所のプロフィールには「趣味」とまで書いた料理が、最近ほぼ「業務化」してきている中、先日から息子のお弁当作りが始まった。

まだまだ週に2回。さらに、幼稚園からの「子どもたちに、完食の達成感を味わってもらいたい」という意図もあり、中身はペットボトルの蓋サイズの小さなおにぎり3~4個、もしくはサンドイッチ3~4個から始まった。ただ、そのわずかなおにぎりやサンドイッチでさえも、息子はきちんと食べてこられるのか・・・。

街角のクリエイティブ ロゴ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP