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おいしいはうれしい【連載】松尾英里子のウラオモテ

松尾英里子 松尾英里子


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お弁当初日。息子のお弁当箱に、指示通り、小さな小さなおにぎりを3つ入れた。何の味にしようか何日も前から考え始めたけれど、どうせ大して食べないだろうと思ったら、頑張る気が失せた。結局、当日の朝、冷蔵庫や戸棚をぱっと見まわし、ちょうど目に留まった茅乃舎のだしを混ぜ込んだシンプルなおにぎりを作って、幼稚園に送りだした。

はっきり言って、全く期待していなかった。改めてお昼を食べさせなくちゃ、と準備もしていた。それが帰宅した息子の荷物から、お弁当袋を取り出してみると・・・なんだか軽い。いや、でももともとスッカスカのお弁当箱だったし、と思いながら蓋を開けてみると、おにぎりの姿はそこにない。早速遊びに夢中になっている息子に駆け寄り「全部食べてるじゃーん。やったー!! ママうれしいー!!」と、ガッツポーズをして見せた。息子は「うふふふふ~」と照れ笑いした。

一日あけて、その次のお弁当。今度はちょっとワクワクしながら、ロールサンドイッチにしてみた。ハムとチーズときゅうり、それとリンゴジャムの2種類だ。帰ってきた息子は、そそくさとお弁当箱を取り出し「ママ見てて。きょうもね、おべんとうからっぽなの。じゃーん!」と見せてくれた。そして「おべんとう、おいしかった!」と笑顔!!

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