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幼稚園が「日常」になるまで。ただいま、アイドリング中【連載】松尾英里子のウラオモテ

松尾英里子 松尾英里子


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幼稚園生活も、はや半月。今は毎日2時間程度通う「慣らし保育」と言われる段階である。

感涙を心配した入園式ではあったが、結局、自由奔放な3歳児たちは、保護者たちが感慨にふける間すら与えてはくれなかった。唯一の感動ポイントを挙げるとすれば、年長さんたちが園歌を歌ってくれたシーン。みんながきれいに壇上に並び、誰ひとり脱走することなく、口を開けて歌を歌える。これは実はすごいことで、息子たち3歳児にはまだ不可能なことである(記念写真の撮影だって、全員がおとなしく前を向くことなんかないのだから!)。あと2年も経てば、こんなふうに成長できるのか・・・。そう遠くない未来を想像し、グッときていたのは私だけではないと思う(いや、私だけかな)。

幼稚園が始まって劇的に変わったのは、生活のリズムだ。今までは夜9時、時には10時くらいまで元気いっぱいだった息子が、まだ外も明るい夕方5時くらいからウトウトしはじめる。ここで寝られちゃたまらぬと、夕ご飯を詰め込み、お風呂に入れ、寝る支度を整えると、なんということだろうか。早いと7時半ごろ、遅くても8時には、息子殿はご自分で勝手に寝てくださるようになった。これまで苦労しまくってきた寝かしつけがこんなにラクになるなんて。驚くばかりだ。

ただ一方で、朝は早起き。当然だ、夜8時に寝るのだ。6時になると「ママ、もうあさだよ」と隣に寝る私をたたき起こす。そして、すみやかに朝ごはん。「おかあさんといっしょ」は、登園直前、歯磨きをしながら見る番組になった。朝食の準備、自分と子どもたち3人分のお出かけ準備、洗濯物スタート・・・やることがいっぱいな朝、低血圧な私にはなかなか、である。久々に分単位で戦っている。

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