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子どもと写真はウソをつかない【連載】松尾英里子のウラオモテ

松尾英里子 松尾英里子


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証明写真

どういうわけだか2年に1度くらい必要になる事態が発生し、その度ごとに駅前の証明写真ボックスに駆け込む。メイクをするとか、襟元に明るい色をもってくるとか、一応それなりに取り繕ってから写真を撮るわけだが、何度やってもぬべーっとした感じに仕上がる。見本によれば、もっと立体的に血色よく写るはずなんだけれどなあ。この見本の写真は、果たして本当に同じ機械で撮影したものなんだろうか。誰か真相をご存知だったら、私に教えてください。

・・・と、証明写真機へのあれこれを述べたが、言いたいのはそれではなくて。

その、証明写真。毎度毎度、何枚か必ず余る。時には1枚だけ切り取って、あとの3枚は使う目途もなく残される。どうも自分の顔をゴミ箱に捨てるのは気が引けるし、かといってアルバムに保管するようなものでもない。その結果、ある時から私は、余った証明写真を茶色の封筒に入れて戸棚に保管しておくようになった。

先日、片付けをしていたら、その封筒が出てきた。中には数種類の証明写真。一番最近で、半年前のもの。一番古いものは忘れもしない、ラグビーW杯の応援番組を担当していた時、その収録の日の仕事の合間に撮影したもの。つまりもう、4年前のもの、ということになる。見比べてみると髪型もメイクも全然違う。「別人みたい~あっはっは~」と、思わず声に出して笑ってしまった。

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