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ちょうどいい、を探して【連載】松尾英里子のウラオモテ

松尾英里子 松尾英里子


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我が家は、たぶん結構来客が多い。いつも遊ぶ友達たちの家から、ちょうど中間点にあることもあるし、子どもたちが動き回れることを意識して、リビングだけは少し広めな間取りになっている家を探したので、子どもが集まりやすいこともある。そしてなにより私も夫も共に、友人たちを招いてご飯を食べたり子どもたちを遊ばせたりするのが好きだということも、その要因だろう。

ゴールデンウィーク最終日も、子ども3人大人3人が遊びに来てくれた。「働く顔」は何度も見たことはあっても、「パパの顔」「ママの顔」を見る機会はあまりない。そんなめったに見られない表情を見ながら、食事や話をするのはとても楽しい。さらに、今年のゴールデンウィークは珍しく夫の休みも多かったので、その散らかりようをリセットするきっかけにもなった(言い訳ではないが、なぜか夫が家にいると、片付かないのだ)。

実は、我が家に来る女性たちに、ある傾向が見られることに最近気付いた。それは、毎日仕事に出ているママはハイヒール、仕事に行くのは週に数回、短時間、または専業主婦であるママは、ぺたんこ靴で来ることが多い、ということだ。普段、職場でハイヒールを履きなれているママは、休日のお出掛けもハイヒール。逆に、普段の主戦場が家庭で、スニーカーやぺたんこ靴で活動するママは、休日もぺたんこ。だから何、と言えばそれまでなのだけれど、ちょっと面白い相関関係だなあ、と思って見ている。

女性には様々な生き方がある。結婚する、しない。子どもを産む、産まない。仕事をする、しない。他にもいろいろ。さらにそのそれぞれに、例えば『仕事したくてする、本当はしたくはないけれど必要に迫られて仕事をする、仕事をしたいけれど育児や家事を優先したくてしない、外での仕事はしたくない・・・』などと、いくつものサブカテゴリーが存在する。最近、巷では「働くママ」と十把一絡げに言われるけれど、そんな一言でまとめられるほど、簡単な存在ではないと思う。仕事、という項目だけでこんなに分類が複雑なのだ、他の項目も合わせて考えたら大変なことである。

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