老舗ジャズ喫茶にて、買うだけでなく、聴くも体験
仙台に来たら、レコードを買うだけではなく聴くこともお勧めします。中でも老舗のジャズ喫茶には一度行ってみたいところ。ジャズ喫茶の名店「カウント」なんてもう最高です。アルテックから爆音(と言うほど荒々しくなく、とても美しい音が出ますが)で放たれるジャズの音色は、聴くというより「浴びる」と言った方が正しいほどの大迫力。
開店前のカウント。通路を入った先はぜひ、ご自分の目で(出展:Googlemap)
私が行った際には開店時間になっても店が開かず、散歩をしながら5回程店の前を通り過ぎたところでようやく開店していたので無事入店、先客はおらず一番乗りで極上のジャズを楽しむことができました。
ジャズ喫茶然としたホスピタリティは、今の飲食店に慣れきった方にはある意味新鮮でしょうし、何よりその壮大なサウンドシステムで聴く、イヤフォンやヘッドフォンそしてある意味ライブでは体感できないような音楽の聴こえ方は、音楽(ジャズ)に持っているイメージを変えてくれるはずです。500円玉1枚でこれだけのモノが楽しめる遊びというのは、ちょっと他には見当たりません。
ちなみに、私が行った際にはジョン・コルトレーン/マイルス・デイヴィスの共演モノ、ブルー・ミッチェルなどがかけられていました。ブルー・ミッチェル、大好きなので目を瞑りながら聴いていたら旅疲れで一瞬寝そうになったことを、よく覚えています。
ご飯はだいたい何食っても美味いので割愛
旅行の楽しみのひとつと言えばやはり「食」ですが、個人的には仙台に行って地のものと地酒がある店に入って外れたことはないという結果が出ていますので、「仙台は何食っても美味い」という結論のもと、豪快に割愛します。魚から肉から、何から何まで本当に美味しいですし、人も良いです。仙台に住んだら10キロは太れる自信があります。
たとえ地のものでなく、いつも飲んでいるウィスキーでも写真がブレるほど美味い
ただ、ここでもインターネットの情報に頼るのではなく、レコードを買うときと同じくジャケ買い精神で店構えのグッと来る店を選び、飛び込むのが一番です。冗談っぽく言ってますけど、たぶんとっても大事なことなのではないでしょうか。
さて、美味しいご飯を食べてウマい酒を飲んだあとは、コンビニで酒とツマミでも購入しホテルに帰って今日の戦利品をにやにやしながら眺め、一人で悦に浸ってから風呂に入り寝る。というのが鉄板コースです。もちろん、翌日二日酔いになるのも忘れずに。