両者は根本的に立ち位置が違う。混ぜこぜにしてしまうと危険
先ほど『口コミ』とは基本的には『善意の行い』と定義付けしましたが、たまにこのネットワークビジネスのセールストークを、限りなく“口コミに近づけよう”とする人がいます。あくまで「個人的にこの商品に惚れた。だからあなたにも使ってほしい」「私は善意の塊で言ってますよ」というやり方です。つまりは“ビジネス”ですから、買ってもらわないことにはお話になりません。購入してもらうためにはセールストークが必ず必要になります。しかし、『口コミ』と『ネットワークビジネス』にはセールストークの仕方に大きな違いがあります。
- 口コミの場合・・・個人的にこの商品はすごくよかった。試す試さないはあなた次第だけどね。(一方通行)
- ネットワークビジネスの場合・・・この商品はすごく良い。試してみるべき! 今使わないと将来後悔するよ。(需要と供給の関係)
例えば、限りなく『口コミ』に近づけた『ネットワークビジネス』のセールストークを受け、商品を購入した人がいるとします。この場合、後になって「騙された!!」と思わせてしまう可能性が高いです。たとえ当初は納得して購入したとしても、その対価が目の前にいる人間の懐に入っていくのを想像したら文句のひとつでも言いたくなってしまうものです。