実際、僕は他人のことはもちろん、無職に堕ちてしまった自分のことさえもわからないでいる。何で考えもなく会社を辞めちゃったのだろうか。あのときの自分を殴ってやりたい。
ただ、わからないから、無職だからといって、距離を置く必要はない。わからないままで付き合うことが、生きていくうえではとても大事なのである。それが多様性とか他人を受け入れるということなのである。
僕は生来、女子大生が好きではあるけれども、彼女たちが何を考えているのか、普段何をしているのか、さっぱりわからない。わかろうとも思わない。ただ、わからないものをわからないまま受け入れる準備なら僕はできている。だから全国の女子大生諸君は安心して僕の胸に飛び込んできて欲しい。貴女たち女子大生が、いい年こいて無職状態にあるオッサンのことをどう思っているかなんて僕にはわからないし、永遠にわからないままでいい。
【過去4回の「神様がボクを無職にした」はこちら】
・全部、ノストラダムスのせい
・妻に言われた一言で愛は死んだ
・無職は冷たい玉座に座る
・無職と正義