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もしも私が小学生女子で、二人の男子に口説かれたらどうしよう?

上田啓太 上田啓太


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最近の小学生はマセている。普通にクラスメイトと恋愛している。彼氏・彼女のいる子も多い。そんな話をたまに聞く。

しかし私には、「しょせん小学生だろ」というナメた気持ちがある。だってあいつら、ランドセルを背負ってるんでしょう? 席替えで緊張してるんでしょう? 廊下を走って先生に怒られてるんでしょう? 制服にチョークの粉が付いてるんでしょう?

そんな小学生に「恋愛」とか言われてもな、という感じである。私にとって小学生とは、ランドセルを軽くすることに命を賭ける存在だ。教科書とノートを学校に置きっぱなしにする存在だ。それを「置き勉」とか言ってる存在だ。「置き勉」とか言ってる人間に恋愛ができますか。

しかしまあ、実態は知らない。本当にマセているのかもしれない。恋愛を楽しんでいるのかもしれない。男子はがんばって女子を口説いているのかもしれない。じゃあ、どんなふうに口説いているのか? この記事ではそれを想像してみたい。

とりあえず、私が小学生女子だったとしてみよう(ひどすぎる仮定ですが)。クラスには気になる男子が二人いる。アキラくんとツトムくんである。二人のほうも私を意識しているようだ。

アキラくんはドッジボールが得意で、クラスでいちばん足が速い。元気がウリである。一方のツトムくんは学級委員長で、メガネをかけている。こちらは勉強ができるタイプ。この二人がそれぞれのやりかたで、私を口説いてくるわけである。

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