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ソンタクとかいいから仕事をくれ【連載】神様がボクを無職にした

フミコフミオ フミコフミオ


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僕たちは皆、泣きながら生まれてきた。大声で、泣き叫びながら生まれてきたとき、僕たちは、皆、等しく無職だった。つまり、無職こそが人間本来の姿なのだ。それなのに、なぜ、無職というだけで、下に見られなければならないのだろうか。生まれてきたときの記憶を失ってしまったからだろうか。年齢を重ねるにつれ心が汚れてしまうからだろうか。僕にはわからない。

僕は無職であることに恥ずかしさを感じていないので、「年末に仕事を辞めてしまい、現在、絶賛無職中で、ハローワークに通いながらアルバイトで日銭を稼いで何とかしのいでいる」というシビアな告白であっても、何の葛藤もなくいたしてしまう。そういった告白を聞いた友人、知人たちの10人中8人は、「その年齢で会社を辞めて大丈夫なのか?」「家族もいるのに大変だなあ」という心配ベースの声をあげ、残りは「なんで辞めたのだ?」「問題でも起こしたのか?」という野次馬ベースの問いかけをする人で占められる。

本当に友人・知人として心配をしてくれるのならば、「ウチの会社に来ないか」「人事担当者の名刺を渡しておくよ」といってストレートに仕事や職を紹介してくれればいいのに、あえて言葉にせずに、人の気持ちを推し量る、日本人の美徳、流行語大賞候補の言葉でいう「忖度そんたく」というやつなのだろう。

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