広告代理店のデザイナーとは
美術大学を卒業して広告代理店にデザイナー採用されると、まず先輩のアートディレクターの下についてアシスタントとしてキャリアをスタートします。その先輩の影響の大きさは計り知れなません。だいたい1年くらい先輩にはりついて仕事をするので、仕事に取り組む姿勢や進め方、スタッフの使い方、プレゼンのスタイルなど、まっさらな状態に先輩の仕事が書き込まれるのです。誰の下につくかでその人の運命が決まってしまうと言っても過言ではないでしょう。僕は今でも先輩の口癖が出てくることがあって、「ああ、どこまで行っても逃れられないものなのだなあ」と感じてしまいます。
今回はいろいろな先輩についてもみくちゃにされた昔を思い出して、こんな先輩アートディレクターにつくと大変だ、ということを書いてみます。
