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アートディレクターと整理整頓【連載】広告代理店の現役アートディレクターが語る

中村征士 中村征士


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僕たちが昔からやってきた広告の手法では、限られた時間とスペースの中で何を伝えて、何を伝えないか情報の取捨選択がとても大切でした。今でもそうだけれど。SNSやWEBを使ったコミュニケーションとは少し違った基準で行われていたと思います。もう少し切実というか、先輩の背中からは緊張感が伝わってきました。今回は仕事の流れの中でアートディレクターが対面する2つの整理整頓について書きます。

整理整頓に始まって、整理整頓で終わる

広告制作の仕事は情報の整理整頓からはじめます。クライアントさんからもらった資料(オリエンシート)の中身の整理です。ほとんどのクライアントさんは限られたスペースや時間の中に、3つも4つも言いたい事を入れたがります。ポスターや新聞広告やCMを出稿するコストを考えると気持ちはわからないでもありません。でも言いたい事を全部入れてしまうと結局何も伝わらないので、せっかくかけたコストが全くムダになってしまいます。

そんな破綻してしまっているオリエンシートから、コミュニケーションの目的とターゲットとだいたいのバジェットを読み解いて整理整頓します。目的とターゲットのアタリがついたらコミュニケーションの戦略を立てて企画書を書きアイデアを練ります。

街角のクリエイティブ ロゴ


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