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アートディレクターと個性【連載】広告代理店の現役アートディレクターが語る

中村征士 中村征士


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クリエイターのイメージ

幼稚園の運動会とか生活発表会などで、娘の友達の両親と立ち話することがあります。話の流れで自分の仕事を説明するとき、「アートディレクターです」というと「?」といった顔になります。クライアントさんの名前を出して「広告のポスターなんかをデザインしています」と言った方が話が早かったりするのです。

そこで感じるのが、美大を出てアートやデザインに関わっている人は特別な個性や技術があるという漠然としたイメージを持たれがち、ということです。そんな時に退屈で無個性な自分は、なんだか居心地が悪くなってしまいます。社会人になる前はクリエイターらしくありたい、とかデザイナーたるもの、とか肩にちからが入っていた気がしますが今は全くありません。

広告代理店でのアートディレクターの役割

広告代理店のアートディレクターといえば、世の中的にはクリエイターといわれる職種なのでしょう。クリエイターなら個性的でとんがった感性を持っていると思っている人が多いかもしれませんが、実はそうでもありません。あくまで普通の人です。とっても分りやすく個性的な人は広告代理店のアートディレクターには少ない。ほとんどいないと言えるでしょう。僕が知っている呆れるくらいに個性的な人は、大きな御得意様の宣伝部に何人かはいました。

街角のクリエイティブ ロゴ


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