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アートディレクターとスマホ【連載】広告代理店の現役アートディレクターが語る

中村征士 中村征士


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スマホで仕事が変わった

出力しておいたスタジオの地図をプリンターのトレイに忘れて腕時計を見ながらあせりまくる、ということがこのごろはありません。ほとんどの大切な情報がスマホに入っているからです。情報漏洩の観点からも紙はちょっと怖い。スマホはもう手放せないくらいに生活と仕事に入り込んでいます。

①オリエンをもらう→②アイデアを考える→③資料を集める→④スケッチを描く→⑤カンプチェックという僕の仕事の流れのなかで、スマホがどれだけ僕を助けてくれるかを思い出してみます。

1. オリエンをもらう

この場面ではあまりスマホは活躍しません。くだけたオリエンの場なら、クライアントのオリエンシートの中で分らないことがあったなら、少し調べてクライアントとその場で確認したりする程度でしょうか。手書きのメモをとる方がスマホでメモをとるより早いのでオリエンシートに書き込んでしまいます。

2. アイデアを考える

僕の場合、企画の真ん中になるようなアイデアが、ネットにいい具合に転がっていることはそんなにありません。まず頭の中から出てくるアイデアを多めに出してからスマホの登場です。いくつかのアイデアの種がみえてくると、他に関連することがないか気になってきます。それをスマホで調べます。わざと英語で検索したりして広く他の事例と関連した情報を探し、ビジュアルのヒントになるいい写真があれば保存しておきます。スマホはアイデア被りがないかを調べるときにも使います。

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