知り合いのレストランオーナーがこんな話をしていた。
知人「レストランにはプライオリティってものがある。何だと思う?」
自分「味?」
知人「No」
自分「見た目?」
知人「No」
自分「あ、ヘルシー!!!」
知人「ちょっと惜しい!」
自分「・・・」
知人「それは安全だ」
彼曰く「もし食中毒などが起こったら、評判が落ちるだけでなく、店を閉めなければいけない可能性もある。だから安全には気を付けなければいけない」とのこと。これは外食だけでなく、家庭でも同じ事が言える。美味しさだけでなく、安全で健康な食品を選ぶのは非常に大事。
同時にもう一つ「食」において大切な事がある。それは、味でも、見た目でも、健康でも、安全などの「何を食べるか?」ではなく、「誰と食べるか?」という事である。古来より「食を共にする」という行為は、仲間意識を高める重要なコミュニケーションの場であった。「同じ釜の飯を食べた仲」ということわざもある。現在も、大事な顧客との取引、デート、知人や友人との会合でも食事に誘う事が多い。