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(5)子供は皆YDK(Yareba Dekiru Ko)【連載】魁! 育男(イクメン)塾

武田高建 武田高建


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「子供には、すべてに対して、もっとも大きな可能性がある」Byトルストイ(ロシアの文豪)

アホな行為を客観視すべし

子供の可能性は無限大だぁーと言いつつも、子供がやるのは大人には理解し難いアホな事ばかり。ティッシュをばら撒く、ソファの奥に果物を押し込む、食べ物をこぼす。学校に通いだすと、朝起きない、宿題しない、友達と喧嘩する、好き嫌いが激しい、などなど。子育てというのは、そういうアホに対してどれだけ我慢出来るかの勝負

我慢する為に必要なのが「客観視」。自分の目の前に繰り広げられる惨劇が何を意味しているのかを知る事です。

例えば、上記のティッシュをばら撒く。せっかく子供用玩具を買ってあげたのに、それで遊ばずにティッシュを散らかすのには怒りが沸々。しかし、客観的に見るとこれは正常なのです。ティッシュは箱から引き抜く時の「シュッ」とした音、取り出す際の微妙な抵抗力、ティッシュの手触りなど非常に赤ちゃんにとっては楽しい。何よりそれをする事でアタフタしている親を見るのも面白い。やらずにはいられません。

「躾」ではなくただの怒り?

周りの子育てをしている親も同じ苦労をしていますし、自分が小さい頃も同じ様な事をやっていたはず。そういう風に客観視する事によって怒りを沈め、「まぁ子供ってそういうもんでしょ」と割り切る事。逆に「何でこんな事するの!! ティッシュが勿体無い! 部屋が散らかる!!」と大人の常識を振り回しても、子供にはただの感情がコントロール出来ない怒りん坊だと思われるだけです。それは「躾」じゃなくてただの「怒り」なのです。

「YES MAN」になる

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ここで、子育て中の方にお勧めの映画を一つ。「YES MAN」というジム・キャリーが主演のコメディ映画ですが、これが非常に参考になります。主人公はあらゆる事に「No」と言って否定的な人生を歩んでいたのですが、何かを尋ねられた時に必ず「Yes」と言ったら幸運が来るという自己啓発セミナーでのメッセージを守り、何事にも「Yes」と言い続けるという話です。

子育てをしていると、つい子供に「No」「これしちゃ駄目」「今忙しいから後で」「何で出来ないの!?」「○○ちゃんは出来るのに、、、」など否定で対応している事が多くなっていませんか? 

思い切って「YES MAN」になって下さい。Yesという肯定的なメッセージを普段から受けた子供は、自分に「自信」を持つようになります。大人にとっては「無駄」「意味不明」「邪魔」「迷惑」な事も、子供にとっては非常に大事な学びなのです。そうして肯定的なメッセージを通して育てていけば、いざ本当に叱らなければいけない時、「No」を言った時の効果も上がります。子供にとっては、いつも否定的だと「今回もまた怒ってるよ」となってしまうところが、いつも「YES MAN」の親が「No」と言ってるという事は本当にいけない事なんだと理解するのです。しっかりと「躾」をする為にも「YES MAN」となる事が最も効果的なのです。

子供は皆YDK(Yareba Dekiru Ko)です。親自身が子供に対してそう思い込んで肯定的なメッセージで育てる事によって、子供の可能性を開かせる事が出来るでしょう。
To be continued

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