「1対1もオフェンスの選択肢の一つにすぎねぇ。それがわからねぇうちは、おめーには負ける気がしねえ」(仙道、 スラムダンクより)
今の子育ては偏っていてしょうがない。
この仙道さんの台詞を子育てで例えたらこうなる。
「勉強も子育ての選択肢の一つに過ぎねぇ」
人生に例えたら
「経済的成功も人生の選択肢の一つに過ぎねぇ」
スパゲティに例えたら
「ミートソースもスパゲティの選択肢の一つに過ぎねぇ」
スパゲッティはミートソースだけじゃない
まずはスパゲッティに関してから話をしたい。
私は根っからのスパゲッティ好きでありミートソース派である。まだ幼く言葉も上手く話せない時にも「スパべっティ」と話していたらしいし、近所のロイホでは100%お子様スパゲッティを頼んでいた。食が太い方では無いが、スパゲッティだけは幾らでも食べられるし、夕食を作る時の最初の選択肢は常にスパゲッティ。「空飛ぶスパゲッティモンスター教」には名前だけで持ってかれそうになった。中学時代にタマゴッチが流行して私のあだ名も「タケダッチ」となった時に「スパゲッティ」と音が似てて興奮した程。
しかし、私の中では長い間「スパゲッティ=ミートソース」だった。
それがどれだけスパゲッティとの関係を狭めて歪めて惨めにしていたか、今考えると正直身震いしてしまう。スパゲッティには、沢山の可能性が含まれている。ミートソースだけじゃない。
ペペロンチーノ、和風キノコ、明太子、シーフード、バジル、イカスミ、カルボナーラ、アサリ、焼きそば風、クリーム、ナポリタン、チリ、サラダ風・・・
数えたらキリが無い程の可能性を持って生まれたスパゲッティを、どうか自分の偏った考えで萎ませてしまわないで欲しい。
『How about 麺? Of course アルデンテ』。麺の固さに関しては選択肢は一つだけ、アルデンテのみ。何故かって? メン(男)には芯が必要だから、、、、。
ジャム理論
熱くスパゲッティについて語ったところで、つまり言いたい事はスパゲッティに無限の可能性があるように、子育てにも無限の選択肢があるという事。ただし、その無限の選択肢から選び出すのは簡単ではない。
そこでジャム理論。
スーパーで、ジャムを5個と20個とで数を分けて並べた場合、5個の方が売れるらしい。人間は選択肢が多すぎると迷いが生じ選びきれないから、選択肢を絞った方が良いという理論。選択肢を狭めてはいけないが、かといって無数の選択肢から選ぶのは簡単ではない。
熱血イクメン塾では、次回からその無限の選択肢から私が選択死した教訓を踏まえて導き出した熱血イクメン理論を具体的に書かせて頂く。勿論、この熱血理論も選択肢の一つにすぎねぇと思いながら参考になる部分だけピックアップして貰えれば幸いである。
最後に、一つだけ。子育てにおいて選択出来ない事が一つある。それは、「子供を幸せにする」という事。『It’s not your choice, it’s your responsibility.』
To be continued.