• MV_1120x330
  • MV_1120x330

20代の作家が書いた小説10選

街クリ編集部 街クリ編集部


LoadingMY CLIP

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

3. 『魔術はささやく』
宮部みゆき(1989年)新潮社

1989年に日本推理サスペンス大賞を受賞した作品です。

マンションからの飛び降り、駅ホームからの飛び込み、タクシーへの飛び込みという3人の女性の死を軸に、様々な人間関係、そして真相が明らかになっていきます。主人公が巻き込まれる運命と張り巡らされる伏線に注目です。もし、主人公と同じように自分にも恨む人物いて、誰にも悟られることなく“魔術をささやく”だけでいとも簡単に自殺へ追いやれる方法を知ったら自分はどうするだろうか・・・。そんな、読者を不安でぐるぐる巻きにしてしまうような読後感を味わえます。

 

4. 『クローバー』
島本理生(2007年)角川書店

自由奔放で見栄っ張りな華子とその双子の弟で優しいけど優柔不断な冬治を主人公とした物語です。異性との出会いや葛藤を描いている、どこかで今も起こっているようないわゆる普通のストーリーですが、読者も当てはまるようなシーンが随所に出てくるのでどこか心地の良い作品となっています。また、双子たちを取り巻く面々が魅力的で、その個性豊かな人物たちが物語を引き立てています。「何事もずっとは上手くは続かない」と感じつつも、無性に恋愛がしたくなるような作品です。

  

街角のクリエイティブ ロゴ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP