3. サマーヌード/真心ブラザーズ
なんだかベタな曲ばっかりピックアップしていますが、夏なんてベタでいいんですよ。と自分を鼓舞しながらお送りしております。「ベタ故に」っていうのもありますしね。
そんなわけで、真心ブラザーズが1995年に発表した今や夏の定番『サマーヌード』です。
曲を聴いた瞬間「お、今年の夏は何かありそうだぜ」なんていつも思ってしまうのですが、結局何も起こらず夏が終わり、ヌードはヌードでも「蝉ヌード」しか見かけていないというお約束を思い出してしまい、「どうせ曲みたいな夏にはならないぜ、でも羨ましいぜ」と我に還った瞬間は、なかなかに死にたいものです。
また、この曲で大盛り上がりしているパーティーピーポーを遠目でみると、これまた死にたくなることから、かなりの高ポイントを叩き出している夏の名曲であります。
4. パチンコやってる間に産まれて間もない娘を車の中で死なせた…夏/面影ラッキーホール
余りに酷いタイトルで書くのを憚られますが、曲の方は大真面目、素晴らしき歌謡曲、上質なポップソングであり、ファンクナンバーであります。
死にたくなるというよりは、ガチで「死なせてしまった」歌ではありますが、依存症の闇に深く切り込んだメッセージソングとしては、さすがワーグナーの総合芸術論を理論的背景として持つ、面影ラッキーホールだと言わざるを得ません。