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20歳の自分に贈る「人生あるある」10選

加藤広大 加藤広大


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9. 人を雑に扱うな

二十歳の俺よ。人は絶対に雑に扱うな。雑に扱ってしまえば、相手からも雑に扱われる

連絡だってそうだ。もらったら直ぐに返せ。自分に連絡を寄越す人がいる。こんなに素晴らしいことはない。つい後回しにしてしまう気持ちも分かる。俺もつい先日やってしまった。その節は大変申し訳ございませんでした

雑に扱っていないように見えて、その実雑に扱っているのを今すぐやめろ。たぶん相手にはバレている。逆に雑に扱われた時にどう対処するかだが、これはケースバイケースだ。こちらはきちんと対応しても結構だし、雑に扱い返すも結構だ。だが、憎しみは憎しみしか生まない。

どうしても雑に扱いたい、というよりは扱いたくない奴とも出会うだろう。その時は深呼吸をして、そいつが猫に甘ったるい声で喋りかけている姿を想像してみるといい。嘘だ。今やってみたら殺意が湧いた。

とにかく、人を雑に扱ってはいけない。

10. そのままできっと大丈夫

二十歳の俺よ。いろいろ書いてきたが、全部忘れてくれていい。誰に言われても直す気は無いだろうし、直すのもそれはそれでなかなか難しい。

だけど、向こう10年でとんでもなく辛いこと、許せないほど理不尽なことが起こるのは本当だ。おそらく、楽しいことより辛いことの方が多いと思う。飲み屋でおっさんに絡まれる割合よりも多いと思う。それでも、人生は案外楽しい。だから、そのままできっと大丈夫だ。たくさん辛い思いをして、たくさん嫌な目にあって、たくさん失敗して、そして、たまに美味しい目にあって欲しい。仕事で、飲み屋で、路上で、家で。
 

あとひとつ、最後にアドバイスを。こんな教訓みたいなものを聞かせるやつの言うことは、信じてはいけない。

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