3. 酒を飲み過ぎるな
二十歳の俺よ。酒を飲み過ぎてはいけない。お前は「そんなこと分かってる」と言うだろう。だが、おそらく全然分かっていない。たとえば、今日飲みに行くと仮定すると、起きることは大体3つに絞られ、いずれかのイベントが起こる。
1、おっさんに絡まれる
2、特に何もなく泥酔して帰る
3、可愛い女の子と知り合いになれる
上記のうち、1が9割で、2が1割、3は無い。いや、あることはあるのだが、恐ろしく確率が低い。これは十数年1人で飲み続けて導いた統計なので、間違いない。もちろん、若者が集まる酒場に行けばこの統計は変わる。だが、そんな場所にお前は行きたいだろうか？ 行くだろうか？ たぶん行かないと思う。
酒を飲むとおっさんに絡まれるだけではない。金は驚くほど早く無くなるし、不健康になる。飲み続けると飯を食わなくなる。正確には、食えなくなる。そして、更に不健康になる。待ち受ける結果は、疲れやすい身体と震える手、酒への渇望だ。別に10年位毎日飲んでもアル中にはならない。だが、ろくなことがない。酒は程々にしよう。できないと思うけれども。
4. 貯金はしておけ
二十歳の俺よ。貯金はしておくべきだ。当たり前だが、金は無いより有ったほうがいい。
上述した酒を飲まずに行ったつもりで貯金してみると仮定しよう。おそらく10年で家は無理でも車は数台買えるはずだ。
しかし、酒を飲みたい気持ちも分かる。胃が痛いほど分かる。だから、毎月の収入から金額を決めて少しでもいいから貯蓄に回せ。今は健康でも、10数年経てばどこかしらガタがくる。大きな病気をしたら目も当てられない。
「保険に入れ」とは言わない。それは家族を持ってからでいい。ただ、何かが起きたときのために、ある程度の種銭は確保しておくべきだ。
