事を荒立てたくないがゆえの葛藤が裏目に出た
上の階のお部屋へ直接様子を伺いに行ったものの、その日はどうやら留守だったので、丁寧な文面で紡いだ「置き手紙」を残すことにしました。しかしこれがすべての間違いでした。
ちなみに、手紙に記した内容を集約すると、
「ある程度の生活音は承知していますし、私もおそらく何かしらご迷惑をおかけしているかもしれません。しかし夜中の時間帯が思った以上に響いておりますので、少しだけお気遣いいただけるとありがたいです。また今回の“夜中の音”も、もしかしたらお宅からのものではないのかもしれません。その際はぜひ遠慮なくおっしゃってください」
とまあ、こんな感じでした。つまりクリアな状態にしたかったのです。
しかし、その手紙に対しての返事がないまま、1年以上が経ってもなお、その奇妙な音が鳴り止むことはありませんでした。以前出していたお手紙に対する返事が一言もない(決して相手にただ謝って欲しいとかではなく、単に事実確認をしたかっただけ)。このことがネックとなり、相手先に改めて伺い立てるきっかけを無くしてしまっていました。とはいえ、この奇妙な音にこれ以上我慢はできない。なので行きました、管理会社に。