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フリーランスになるメリットと、絶対気をつけるべき点について考える

加藤広大 加藤広大


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収入の柱を一本にしない

取引先を1社に限定していると、その会社が傾いたり仕事が来なくなった場合、それは死を意味します。実際に私も死にました。米と水だけの日々、もう二度と御免です。

取引先が複数の場合も注意が必要です。A社から月々20万円、B社から月々10万円ほどの仕事をコンスタントに受けていた場合、A社の仕事が打ち切られれば、月々の収入は30万円から10万円に減少してしまいます。当たり前の話のように思えますが、実際に直面するとびっくりするほど心にきます。

もちろん太いクライアントを捕まえるのも大切ですが、ひとつの収入源が潰れてしまった場合にも対応できるようにリスクの分散は常に考えるべきでしょう。コネの話にも繋がりますが、取引先の多さは、知り合いや人脈が多いことを意味します。多ければ別の仕事を貰える可能性も高まりますし、紹介してもらえることもあるでしょう。お仕事、お待ちしております。

スキルを学び続ける

フリーランスは暇な時、昼間から酒を飲んだり、布団にくるまりカフカの「変身」ごっこをして一日過ごすなど、つい自堕落な生活をしてしまいがちですが、その時間を少しでも新しい技術を学んだり、新しいモノ・コトと触れ合って刺激を貰うことに費やしましょう。

フリーランスは基本ひとりで仕事をしますから、怒ってくれる人はいませんし、切磋琢磨する同僚が隣に座っているわけでもありません。自分から動いて知識や技術を吸収しないとあっという間に取り残されてしまいます。

しかし、これが「刺激をうけねばならない、勉強せねばならない」と強迫観念になってしまうと非常に辛いので、あまり深くは考えずに専門、専門外関わらず、いろんなことに挑戦したり、見聞したり、人に話せるような面白いことや感動することをたくさん経験するべきです。

成功事例はあてにしない

世にあふれるフリーランスの成功事例、これはまったくアテになりません。成功事例はその人の生い立ちから日々の行動や思考に至るまで、その人しか持っていないものですから、景気の良い話を聞いて「おれもおれも」と考えなしに始めてしまうのは危険ですし、失敗しても成功した人はその責任を負ってはくれません。

「成功するメソッド」なんてものはありません。よしんば、成功に近づける可能性は高くなるにしても、皆それぞれ登っている山が違います。山が違えば傾斜も違うし、ルートも景色も違うのです。

しかし、部分部分で成功事例を汲みとって自分の仕事の仕方や考え方を改善してみるのは良い方法だと思います。結局、自分の人生は自分で試行錯誤していくしかないんですね。

逆に失敗事例ですが、先に知っておくことで役に立つ場合はあります。ただ、今までの経験上、多くの場合は自分で失敗してみないと本当の意味では分からない。ということが分かりました。

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