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アートディレクターと、やらない方がいいこと【連載】広告代理店の現役アートディレクターが語る

中村征士 中村征士


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ぜんぶ、自分でやる

若い頃は、表現に関わる全部、ディテールまで自分1人で管理するのがアートディレクターだと思い込んでいました。それはそれでひとつのスタイルなのですが、今の僕は自分の手を動かさずに良い原稿ができるのが理想だと思っています。大まかなことだけ決めて、あとは出来る人やチャンスを求めている人にお願いして任せてしまうのです。もちろん、伝えたいことが正しく伝わらなさそうなときには細かいディレクションを入れますけれど。何もかも自分でやろうとしてしまうと誰も助けてくれなくなる、それと、自分には大して力量がないということに3年くらい前にようやく気がついたのでした。

ライバルと同じ土俵に、乗る

ライバルと「少し違う」ということがなかなか大事だと思っています。ライバルと圧倒的に違うコミュニケーションをクライアントが求めていることはほとんどありません。よほどビジョンがはっきりしている経営者ならともかく、クライアントの現場の担当者が大胆な表現を受け取っても社内を通していくことができないのです。だからライバルより少し違って、少し良い。というのが、よい加減なのです。

街角のクリエイティブ ロゴ


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