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アートディレクターと、やらない方がいいこと【連載】広告代理店の現役アートディレクターが語る

中村征士 中村征士


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作り手としてやらない方がいいこと

やらされているように、見せない

電車に乗って通勤する時に、かならず中吊りを目にするのですが、そこで、「ああ、この原稿はきっといろいろあってこうなっているのだな・・・」と感じることがあります。僕は制作の現場をずっと見てきているので、クライアントにこう言われたんだろうなぁとか、掲出されているポスターの裏側にある紆余曲折を想像してしまったりして、なんだかやりきれない気持ちになるのです。

そういう雰囲気はきっと原稿からにじみ出ていて、関係者でない人にも、何となくいい感じがしないなとか自信がなさげに見えるなとか思われていると思います。そうなると結局お金を出しているクライアントのためにはならない。そうならないためにも、表現で自分たちのモーチベーションが上がるような部分をつくって、原稿全体がグッド! まではいかなくとも、この部分の表現は引っ掻き傷を残せるぜ! といった、自分が積極的になれるような工夫を僕はするようにしています。

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