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アートディレクターと営業【連載】広告代理店の現役アートディレクターが語る

中村征士 中村征士


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楽しい仕事になるか、つまらない上に大変な仕事にになるか

クリエイティブ(CR)チームの運命は、意外にも営業が握っています。クリエイティブディレクターではないの? と思うかもしれませんが、僕は違うと思います。なぜなら広告代理店の営業はずーっとクライアントと寄りそっていて、あらゆる情報が営業に集まる、そんな仕組みになっているからです。営業は知っているけれど、CDは知らない大事な情報とかいっぱいありますからね。CRはクライアントから直接情報をもらいませんし、逆にクライアントはCRのホンネをあんまり聞けません。

今回は8年前に広告代理店の営業を9ヶ月やった経験を思い出しながらCRは営業とどうつき合ったらいいか、考えてみたいと思います。

営業はコンダクター

まずは広告代理店の営業がどんな役割なのか。例えるならば、「指揮者」かもしれないなと思います。

楽曲(商品・ブランド)を預かってオーケストラ(広告キャンペーン)を成功させる指揮者。キャンペーンが当たれば商品も売れて拍手喝采! そこがダイナミックで営業の一番の醍醐味です。

広告キャンペーンを成功させるためにCRやマーケなどの内勤スタッフの能力を引き出して、まだ世の中にない斬新な企画や面白いアイデアを実現させる。営業がタクトを振って、商品の魅力を存分に消費者に味わってもらう体験をつくり上げるのです。

そのためにはCRにいい環境をつくって、ときにはクライアントに言いづらいことも言わなければならない局面もあるでしょう。

街角のクリエイティブ ロゴ


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