4. 練り切り
さてお待ちかね。和菓子、生菓子といえばこれの右に出るものはないだろう。もう日本のアートの代表格と言っても過言ではない、美しすぎる和スイーツ。「練り切り」と一括りにしてしまうのがもったいないほど、それぞれが繊細かつモダン。色使いもさることながら、花を見立ててカービングしたり、独創的なフォルムを作り出したりなどなど、目をこれだけ楽しませてくれるものはないだろう。
白あんを主材料とし、程よい柔らかさともっちり感がたまらなく美味。見掛け倒しではなく、中身でも十分に勝負できるキングオブ和菓子と称したい。茶道のお供としてはもちろんだが、私の中では特別な時に食べるもの。バレンタインのお返しは和菓子で！ と何度かリクエストしてきたが、不思議と一度も叶わなかったなぁ。ということで、和ものがお好きな彼女や奥様へのホワイトデーのブツとしてもおすすめである。マシュマロもキャンディもいらん。
出典：Wikipedia
もっともっと和菓子を掘り下げて行きたいのを抑えて今日はこの辺で。書いている途中で、これは食レポしないと気がおさまらないな、と気づいてしまったので別の機会に改めたい。とにかく私が心から願っているのは、どこかのホテルで和菓子ブッフェやって！ の一言。あれでいいのですよ、セブン＆アイPB商品の「和菓子ミックス」に入っている中身を参考にしていただき、あのサイズ感でブッフェやってくれたら天にも昇る気分である。ひょっとするとみんな話題にしないだけで、ケーキより大福かも･･･と思っている人が意外にいるかもしれない。
私はこうして和菓子仲間を作っている。すっと近寄り耳元で「こしあん派？ つぶあん派？」と囁く。そこに真顔で「こしあん派ですかね」と答えてくれた人はもうファミリー。赤福は、餅はさておき、こしあんをきれいに食べるのが流儀よな。と語り合えること間違いなしだ。和菓子コミュニティができれば和菓子ブッフェも夢ではないので、どうかご協力のほど！
