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死ぬ前に食べたい? おすすめ和菓子をピックアップしてみた

羽深祥子 羽深祥子


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死ぬ前に食べたいものってなんだろうか。

ついつい遺言を考える前に思いを巡らせてしまうこの「欲」は、おそらく単なる食欲ではなく執着ともいえるかもしれない。私に今この問いをかければ、間髪入れずに答えられるであろう。それは「和菓子」。まず和菓子を食べさせろと。葬儀の祭壇にも、墓前にも、和菓子。棺にももれなく入れて欲しい。

スイーツブッフェは各地で山ほどあるくせに、和菓子ブッフェはほとんど見たことがないという現実を踏まえると、悲しいことに大多数のヤングは和菓子なんて興味ないのだろう。お年寄りの食べるもの、くらいの捉えられ方なのかもしれない。

でもよく考えてみて欲しい。和菓子は日本が世界に誇れる独自のスイーツカルチャーのひとつである。見栄えは繊細、そしてお味は上品。一度オーストラリアに住む日本人の友人と和菓子の良さを語り合っている時に「味が上品」って英語でなんというのかを尋ねたら、「彼ら(欧米人)には味が上品という概念がないから、そんな単語は存在しない」という衝撃の答えが返ってきた。「上品な味」が通じない・・・。そのくらい我々にしか理解できない貴重な味を持っているのだ。

そんな和菓子のことをもうちょっと知ってみたいと思わないだろうか? 今のところ母と母世代の方々のほんの数名しか共感しあえていないのだが、こちらでちょっとだけ語らせて欲しい。

しかも意外と皆さん、名前と見た目が一致していないのではと思う。いやいやいや、それでは日本人としてあまりにもったいない。この機会に知っていただき、そして一人でも多くの人と、この和菓子を求愛するこの気持ちを分かち合いたい。気がつけば明け方の街、桜木町で和菓子屋の暖簾を探している、こんなところにあるはずもないのに・・・。いや、皆さんはそこまで溺れる必要はないので、おさらい気分でお付き合いのほど。

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