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【頑張れ女の子!】バレンタインに聞きたい「チョコより甘く、ほろ苦い」名曲たち

加藤広大 加藤広大


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2月14日といえば、何の日でしょうか? グラハム・ベルが電話の特許を出願した日? ローリングストーンズが初来日公演を果たした日? それとも英国の探検家、キャプテンクックがハワイにて先住民族とモメて命を落とした日? はたまた、歌手のティム・バックリィ、映画監督のアラン・パーカーの誕生日? いずれもそれは2月14日ですが、日本での2月14日といえば、年間で一番人々の血糖値が上がるであろう日、バレンタインデーです。

バレンタインデーと同時に、2月14日は全国煮干協会が「煮干しの日」を、日本ふんどし協会が「ふんどしの日」を、いずれも2、1、4の語呂合わせによって制定している記念すべき日でもあります。

ですので、2月14日は本命・義理に関わらず、チョコなんて甘ったるいものを譲渡せず、ふんどしを締め直して仁王立ちで大量の煮干しを口に含み噛み締め、カルシウムを摂って怒りっぽいのを治す日にでもした方が、洒落の通じない現代においてどれだけ有意義かと思うと夜も眠れませんが、甘味処の陰謀は今や国民レベルに根付き、あっちでもバレンタイン、こっちでもバレンタイン。街は血のバレンタインのごとく、真っ赤な包装紙や広告で溢れかえります。

そもそも、昔から気になっていたんですが、義理チョコってありますよね。「義理」とは、「物事の正しい道筋、対人関係や社会との関係において、守るべき道理」という意味があるのですが、一方で「本心はやりたくないのだけれども、仕方なくおこなわざるを得ない事柄」を意味する言葉でもあります。

つまり義理チョコというのは、本来はやりたくもない相手だけれども、やらないとどうにも具合が悪いから仕方なく小銭を払ってチョコを購入、ため息つきながら嫌々「義理ですが・・・・・・」なんつって渡されているものなのです。そんな気持ちで渡されるチョコレートの身になって考えてみたところ、非常に苦々しい気持ちになりました。

とは言っても、1年に1回のバレンタインデー、手作りチョコを制作、メッセージカードを添えて梱包して

「よし、これであいつに告白しちゃうゾ!」

なんて純情乙女の徹夜仕事だったり(この場合は、徹夜してしまったので朝起きられず、慌てて出て行ったらチョコレートを忘れてしまう。という展開がいいですね)、純朴少年が「あの子、おれにチョコくれるかな?」とソワソワしながら自分の下駄箱やロッカーを何度も開けたり閉めたりするという、まるで場外馬券場の払い戻し機に、死んだ目をしながら外れの馬券を入れ続け、機械音声に「この馬券は的中しておりません」と延々と言われるおっさんのような青春の1ページが、日本各地でおこなわれていると考えると、なんだかロマンティックが止まりません。

さて、そんな男心と女心、期待と憂鬱など、様々な思惑、感情が蠢くバレンタインですが、バレンタインのことを歌った曲いわゆるバレンタイン・ソングは、クリスマス・ソングほどではないにしろ世に多く存在します。今回はその中から何曲かを見繕ってご紹介します。

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