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【頑張れ女の子!】バレンタインに聞きたい「チョコより甘く、ほろ苦い」名曲たち

加藤広大 加藤広大


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大瀧詠一『Blue Valentine’s Day』

Reference:YouTube

先ほどの曲が海外のブルーバレンタインならば、こちらは日本のブルーバレンタイン。大瀧詠一が1977年にドロップしたアルバム『NIAGARA CALENDAR』の2曲目、『Blue Valentine’s Day』です。

こちらは、先ほどの暗い雰囲気ではなく、気になるあの子からのチョコレートをもらえそうにもない男の憂鬱をしっとりと歌い上げています。君にもらえないから憂鬱、君にハートのチョコを送る相手がいたら憂鬱、他の女の子からプレゼントされても嬉しくない。という片思いの辛さを描いた、男性ならば一度は噛み締めたことのあるような、あの懐かしくもチョコレートのように苦い思い出が、不思議な浮遊感のある声と演奏を伴って、空間に漂いはじめる一曲となっております。

大人になり、バレンタインデーのチョコレートひとつで一喜一憂することはなくなってしまいましたが、今でもこの曲を聴くとLINEもFacebookも携帯電話も無かった時代、放課後家のチャイムが鳴って、「ドアを開けたら好きな子がチョコレートの入った箱を抱えて待っているかも、いや、もしかしたらもう既に外に居て、ピンポン鳴らすのが恥ずかしいんじゃねえか」と思って、何度も家の中と外を行ったり来たりした少年時代を思い出してしまいます。

このように誰でもひとつは持っていそうなバレンタインのエピソードを、オールディーズを下地にしたグッドミュージックとともに想起させてくれる、珠玉の名曲です。

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