「リメンバー・ミー」二本立て映画評〜俺の中で賛否が両論〜

加藤広大 加藤広大


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出典:IMDb

「リメンバー・ミー」は「僕(の家族)は呪われている」という主人公の独白からはじまる。

私もついでに独白すると、実はピクサー作品を一度も観たことがない。ディズニーランドも過去に一度しか行ったことがない。

たった一度のディズニーも、ビッグサンダー・マウンテンに乗ろうとしたら身長制限にひっかかり、幼心に「身長で差別する夢の国など二度と来るか」とふてくされてチュロスみたいな物を食っていたという、カリカリした思い出しかない。

つまり、私とディズニー/ピクサーの接点はほとんど無いと言っていい。

そんな低リテラシーの人間が本作を観てどうだったのか。

はっきり言うと、鑑賞から一夜明けた今でも、気持ちの整理がついていない。

本当に良い映画だと思うし、音楽や演出の力でグイグイと「リメンバー・ミー」の世界観に移入させてくれる。メキシコを舞台として、全編を通して鮮やかなオレンジに彩られた映像は完璧な「夢の国」であり、家族と死、そして思い出や伝統といった普遍的なメッセージを、子どもにもわかりやすく、大人でも噛み締められるように、絶妙なさじ加減で伝えてくれる。

https://ia.media-imdb.com/images/M/MV5BZWRlYmFhYTYtMjlhZC00ZjExLWI3ZWMtZWM4ODkwMDJkOTMzXkEyXkFqcGdeQXVyMzc1MTQ5MTI@._V1_SX1777_CR0,0,1777,717_AL_.jpg出典:IMDb

だが、素晴らしい映画だと心底思いつつも、「あんまり面白くなかったな」と、不思議なことに真逆の感想を抱いている自分も居る。

現在、肯定派と否定派に別れた脳内会議は紛糾し、怒号が飛び交う一触即発の状態で、一向に意見がまとまる気配がない。しかし、締切は刻一刻と迫る。どうすれば良いのか? 

2分ほど考えてひねり出した答えは「絶賛と酷評、それぞれの映画評を書いて並べる」ということである。なんと安易な答えであろうか。

なので、もし本作を観ていて、面白かった、感動したといった方は絶賛の方だけ読めばいいし、反対にそうでもなかったなという方は、酷評の方を読んでもらえればいい。そうすれば「俺の好きな(嫌いな)作品を貶し(褒め)やがって」とならないので、精神衛生上よろしいかと思う。あなたにはこれを読まない権利がある!

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