みなさんは映画館に映画を観に行くときに、一番気をつけることはなんですか?
誰と行くか? うん、大事ですね。時間? ごもっとも。遅れたら大変です。前もってどんな内容か把握しておく? うーん、映画によるかな。
まぁ色々注意しなければならないことはありますが、一番はズバリ体調です。
体調とは、体の調子のことです。
最近、思うことがあります。寝てしまったり、つまらないなぁと思う映画って、映画に問題があるのではなく、それを受け止められない自分の体調のせいなのではないかと。制作者も、徹夜でヘロヘロ状態で観ている人に向けて作ってはおりません。基本的には健康な人に向けているはずです。
ここで皆さんにも思い出して欲しいのです。かつてつまらないと感じたり、思わず寝てしまった作品を見た日、あなたは寝不足ではありませんでしたか?
年齢を重ねていくと、若い頃なら平気だった難解な本や映画を「しゃらくせー」と感じるようになると聞きますが、それは自分に受け止めるだけの体力、気力が減衰しているということなんじゃないかと思うのです。昔は読破できた村上春樹の小説が、全く先に進まないのも、体力がなくなって、あの大仰な比喩表現に耐えられなくなったからじゃないかと。「騎士団長殺し? はぁ? 殺されそうなのはこっちだわ!」と。
つまり、作品を鑑賞するにはそれ相当のエネルギーが必要だということです。
そして、この度「美女と野獣」を観に行った自分は、ほんの少しですが寝不足気味だったことをまずお伝えしておきます。先にそれを言っておかなければ、フェアじゃありません。
「明日は映画を観に行くんだ、寝なきゃ!」と思いつつ、遅くまでDVDで映画を観てしまったのです。ちなみに「美女と野獣」のアニメ版を観ていました。まさか前日の「美女と野獣」のせいで、当日の「美女と野獣」に支障をきたすとは思いませんでした。二つの「美女と野獣」に挟まれ「美女と俺と野獣」状態で、乱痴気騒ぎです(これ何かのことわざになりませんかね)。
ということで若干の眠気を感じるものの、メガシャキを飲んで映画館に向かいました。
ちなみに、ハリーポッターシリーズの大ファンで「ハーマイオニー(エマ・ワトソン)が出るから観たい!」と前々から言っていた母(逆エマ・ワトソン)も連れて行くことにしました。私事ですいません。
『「美女と野獣」と、時々、オカン』な今回ではありますが、最後までお付き合いよろしくお願い申し上げます。