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「美女と野獣」と、時々、オカン

シーズン野田 シーズン野田


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アニメとの実写の違いが面白いよ、お母さん!

向かったのはイオンモールつくばにある、USシネマつくばというシネコンです。何かがかわいそうになるくらいガラガラでした。まぁ平日の昼間から映画に来るような人間は、自分のような無職のハローワーカーか、囲碁相手がいないご老人くらいなもんです。

写真 1-4

そして、これはとても不味い状況であることを意味します。館内がガラガラであればあるほど、上映中に眠くなるのです。密集したところでは、縄張り意識を侵されているぶん警戒心も働いて多少の興奮状態になり、そこまで眠くなりません。しかし、シネコンの馬鹿でかいスクリーンのど真ん中、確かに特等席ではありましたが、このガラガラポン状態は、より眠気を誘います。なんなら入った瞬間にもう眠いです。ズラーッと並んだ座席を見ると、眠気スイッチがオンになるのかもしれません。

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「いい席でラッキーガール」と喜ぶパフィーな母に苛立ち、その苛立ちで起きていられないものだろうか。

いつまでたってもバージョンが変わらないノーモア映画泥棒に苛立ち、その苛立ちで起きてはいられないものだろうか。

という具合に、いかに起きていられるかが、映画を楽しむこと以上にその時のミッションになっていました。

しかし、「美女と野獣」の素晴らしさを伝えるために、僕はつくばにまで足を運んだのです。僕はハッとして、カバンからノートとペンを取り出しました。とにかく思ったことをメモするのです。何となく観ていては絶対に寝てしまう、その危機感から生まれたシステムです。僕はこれを超能動的体制とよんでいます。または傾聴モードともいいます。そのままです。もちろん、真っ暗で手元は見えません。インクが出ているのかもナゾです。しかしメモを取るのです。寝ないために。それでも眠くなったらボールペンで膝を刺します。刺して刺して刺しまくるのです。1,800円分、刺しまくるのです。

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