テレビ・音楽・映画・ドラマ・画像などで世の中の注目や人気を一斉に集めた、歴代のアイドルたち。熾烈なオーディションで勝ち上がった人もいれば、素人からスカウトをされて華々しい芸能界に羽ばたいた人も少なくありません。最近では、SMAPやAKB48、ジャニーズがアイドルとしては勢いがあるようですが、歴史を辿ればそれだけではありません。
憧れの職業に声優・モデル・グラビア・セクシータレントの名を挙げる人も増えてきましたが、やはりアイドルはそうしたもの以上にロマンがある存在として語られます。そこで今回は、世の中に一大旋風を巻き起こした「アイドル20人(組)」をご紹介していきます。
もちろん、今の芸能界の勢いが衰えているわけではありません。でも、インターネットが世の中に浸透する前、テレビの存在意義はもっと大きくありました。そして、ドラマや音楽番組などテレビで活躍している芸能人たちの人気も、ものすごかったのです。そんなことを思い出しならご覧ください。
1.ピンク・レディー
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歴代のアイドルの中で群を抜いて人気だったのが、「ピンク・レディー」です。1970年代後半に活躍したアイドルで、彼女たちをテレビで見ない日は無いと言って良いほど、当時は世の中を巻き込む大旋風を巻き起こしました。ピンク・レディーは、通称「ミーちゃん」と「ケイちゃん」の2人が織りなす音楽デュオです。ほとんどの楽曲を作詞を阿久悠さん、作曲を都倉俊一さんが手掛けて、数々の大ヒットを生んでいます。
2017年に日本テレビで放送された24時間テレビの中でも、阿久悠さんが格闘されながら、たくさんのヒット曲が生んでいく様子がドラマ化されていましたね。さて、ピンク・レディーと言えば、当時の音楽界・芸能界を激震させた、奇抜な衣装と斬新な振り付け、その時代にはまだ聞いたこともない楽曲がたくさんの人達を魅了しましたが、最初は全く別キャラクターだったそうです。
田舎の町娘をイメージした歌謡デュオの予定が、プロデューサーの魔法がかけられて、みなさんがご存知のイメージになりました。
当初は深夜番組への出演がやや多めの元気なセクシーアイドル、という見方をされていたようです。大胆な衣装を身に付けた彼女たちの運命を大きく変えたのが、お茶の間の子供達です。
子供達がピンク・レディーの振り付けを真似するようになり、彼女たちは老若男女に慕われる国民的大スターへとなっていきました。現在の芸能界にもたくさんのスターやアイドルがいますが、ピンク・レディーほどの勢いがあるアイドルはなかなかいないでしょう。
みなさん、ペッパー警部の振り付けを思い出して下さい。太ももを露わにした衣装で、大きく足を開くようなダンスの振り付けは、最初はマスコミ関係者の間では評判が良くなかったそうです。
でも、その斬新さが日本中の人々に刺激を与えて、『S・O・S(1976年11月25日)』『カルメン’77(1977年3月10日)』『渚のシンドバッド(1977年6月10日)』『ウォンテッド(指名手配)(1977年9月5日)』『UFO(1977年12月5日)』『サウスポー(1978年3月25日)』など、異例のスピードでどんどん新曲を出していきました。
今まで見たことが無い歌詞や曲、そして衣装に振り付けなど、ピンク・レディーは青春そのものだという人もたくさんいます。無料動画で振り付けを確認して、今年の忘年会に備えましょう。
2.SMAP
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2016年、国民的アイドルグループに激震が走りました。1988年から日本の芸能界・アイドル界・ジャニーズ界を引っ張ってきた、SMAP(スマップ)。
彼らの28年間の活動の中で、確実にたくさんの人達を元気にして、たくさんの笑顔を作り出してきました。メンバーはみなさんご存知でしょうが、リーダーで日本のバラエティ番組のMCには欠かせない存在になった最年長の中居正広さん・キムタクの愛称でドラマや映画でも大活躍の木村拓哉さん・クールに見えて実はおちゃめな稲垣吾郎さん・演技に定評がある草彅剛さん・アーティストとしての才能も開花している香取慎吾さんの5人です。
でも、忘れてはいけないのは現在オートレーサーの森且行さんです。SMAP解散後、稲垣さん・香取さん・草彅さんの3人が出演した72時間ぶっ続け放送のインターネット番組で、森さんが3人と共演して話題になりました。ファンとしては涙が出てくるような、夢の共演と言えるでしょう。そもそも、SMAPはジャニーズでは珍しいバラエティ番組の出演、本格コントへの挑戦がきかっけとなり人気に火が付いたグループです。
1996年からフジテレビ系「SMAP×SMAP」が放送されると、ビストロスマップや本格コント、そして音楽ショーが盛り込まれた大満足の内容に、視聴率もグングンアップしていきました。テレビでは5人一緒の姿は見られなくなりましたが、1人1人の才能ややりたいことを叶えるには、今が最高の環境ですよね。これからは、それぞれの活躍を十分に応援していきましょう。
3.松田聖子
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松田聖子さんは、1980年代を代表するアイドル歌手であり、今もなお絶大な人気があるアイドル歌手です。アイドル歌手と言うのを少しためらってしまうほどの、素晴らしい歌唱力があり、現在はディナーショーの女王とさえ言われています。
可愛らしい見た目からは想像ができない抜群の歌唱力、のびやかな歌声は高く評価されてきました。また、当時の若者たちが真似したのが「聖子ちゃんカット」です。そうしたブームを作ってこられてのも松田聖子さんはアイドルという枠を飛び越えて、人間的にもとても魅力のある女性だったから、といっても過言ではないでしょう。
聖子ちゃんのスゴイところを、当時のプロデュ―サーは「勘が良いところ」と言っています。人気が絶頂の時には、歌のレッスンを受ける暇などなかったそうですが、レコーディング当日に提供された楽曲を聞いてすぐに歌えたというのですから、本当に可愛いだけではない本物のアイドルです。
娘の神田沙也加さんも、聖子ちゃんの血を存分に引いていて、抜群の歌唱力で数々の舞台に出演しています。これからもきっと聖子ちゃんは、キラキラし続けることでしょう!
4.AKB48
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AKB48全員の名前を言える人は、なかなかいないはずです。でも、ファンにとっては当たり前! 平成のおニャン子クラブと言っても良いくらい、男性の心をわしづかみにしているアイドルグループです。
今でこそ、売れっ子のアイドルグループへと成長しましたが、もともとのコンセプトは「会いに行けるアイドル」です。東京の秋葉原にある専用劇場で、売れっ子になった今でもほぼ毎日公演をおこなっています。身近な存在でいることで「俺が応援してあげたい」「彼女たちを夢の舞台に立たせてあげたい」というファン心理を掻き立てて、人気に拍車をかけています。
近年は、会いにいけるアイドルとしても、テレビでよく見かけるアイドルとしても、人気がグングン上昇中です! おニャン子クラブの後に少し間が空いて、モーニング娘。が登場しましたが、その人気も絶頂を超えて、やっと出てきたガールズアイドルグループがAKB48です。
卒業したメンバーの多くが女優やモデルとして、それぞれの特性を生かしながら、芸能界で活躍し続けています。セクシー女優に転向したメンバーもいるようですが、それぞれの人生です。ファンなら応援してあげましょう! 卒業後も、元気に活躍する彼女たちの姿を見られるのは、嬉しいことですよね。彼女たちのブログにも、ぜひ目を通してみましょう。
5.嵐
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歴代人気がすごかった、というか今でもすごいのが、ジャニーズ事務所で現在最も勢いのあるアイドルグループ「嵐」です。彼らをテレビで見ない日は、ありませんよね。
今さらかもしれませんが、メンバーをご紹介します。海釣りが大好き、ちょっとおとぼけの大野智さん、高学歴でニュース番組のキャスターもしている櫻井翔さん、CMのイメージキャラクターとしての採用が多い相葉雅紀さん、演技派俳優としても知名度の高い二宮和也、女子人気が高くセクシーな魅力がたっぷりの松本潤さんの5人からなる日本の男性アイドルグループです。
嵐はとにかくヒット曲が多く、楽曲に恵まれているのも魅力の1つです。『A・RA・SHI』『WISH』『Love so sweet』『Step and Go』『truth/風の向こうへ』『One Love』『Believe/曇りのち、快晴』『明日の記憶/Crazy Moon〜キミ・ハ・ムテキ〜』『マイガール』『果てない空』などと、ヒット曲を世の中にたくさん送り出してきました。
嵐というグループとしての魅力がもちろんのこと、メンバー1人1人の才能豊かなところも、多くの女性ファンを魅了しているのです。俳優、キャスター、アイドル、歌手、バラエティ、時々お笑い芸人のようなことまでする、ジャニーズの期待の星「嵐」は、間違いなく人気高いアイドルです。