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清水翔太が売れきらなかった理由をback numberを通じて考える(前編)

岡本拓 岡本拓


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出典:back number official website

back numberと清水翔太の意外な共通点

若者に絶大な人気を誇るロックバンド、back number。最新シングル『クリスマスソング』は月9の主題歌になり、今、ノリに乗っているバンドだ。そんな彼らの大きな特徴は、ずばり歌詞の女々しさである。

Reference:YouTube

人気曲、『わたがし』。好きな女の子と夏祭りに行った少年の、彼女と上手く接することのできないもどかしさが表現された曲だ。この曲のように、back numberの歌に登場する主人公は、自分に自信がなく臆病であることが多い。時には、別れた恋人に再び振り向いてもらおうとしてスーパースターになろうとする歌すらある。(『スーパースターになったら』)

彼らの音楽を初めて聞いた時、その女々しさにびっくりする人も、きっと少なくないはずだ。 しかし、そんな男の女々しさを歌ったアーティストは、なにも彼らが最初ではない。最近の中高生にはそこまで馴染みがないかもしれないが、私が高校生だった頃ブレイクしていた歌手に、清水翔太という、それはもうとにかく女々しい歌を歌う若者がいた。

Reference:YouTube

彼の歌う切ないラブソングは、当時の中高生を中心にヒットした。しかし、その勢いも残念ながら長くは続かず、いつしかカバー曲を中心に歌うようになり、オリジナルを歌うことは少なくなっていったのを、当時、高校生だった私は記憶している。今でも一定数のファンは確保し、音楽番組への出演もあるが、デビュー当時の触れ込み、期待値からは、正直少し遠い状況となっている。

同じように男の女々しさを歌っているが、大ブレイクし、今後もヒット街道を突き進んでいくであろうback numberと、かつての輝きを失ってしまった清水翔太。作詞家としてのふたりの清水(奇遇だが、back numberのボーカルの名は清水依与吏という)の間には、一体どんな違いがあるのだろうか? もちろん、売れる売れないの間には多数の要因があるわけだが、もし「歌詞」について考察するなら、それはback numberにあるユーモアの感覚が清水翔太にはなかった、ということではないだろうか。

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