どの仕事にも通ずるが、広告業界での仕事の基本は、「情報を収集して、それを整理して伝えること」だ。そんな時、話を上手くまとめようとした広告マンが多用してしまうワードがある。一見デキる風で、上手く使うと話が早いそのワード。中でも、使いすぎによって言葉の意味をなさなくなる危険度の高いものを集めてみた。
1. 正直ベース
話が佳境になってきた時に、「本当のところ」というようなニュアンスで使う。納期や費用面などの話で、「本当にギリギリの納期」や「本当にがんばった金額」などと強調する場合が多い。ご想像の通り、使いすぎると嘘クサい上に、その他には余裕があると受け取れてしまうため、危ない。
2. 要は
これは自覚のない人がとにかく多い。いくつか話をしたあと、要点を伝えるときに使うもの。ダラダラした話をきゅっとまとめ直すことができたり、議論の収束に一役買うこともできる。しかし、連呼するとどうだろう、場をまとめるというより、自分の話の終着点を探しているような、デキない印象になり兼ねない。