ベルリンはドイツの中で唯一、英語で暮らしていける街と言われている。なぜならそれだけ多くの外国人が暮らしているからだ。ベルリンの新聞「Berliner Morgenpost (ベルリナー・モルゲンポスト)」に掲載されているこの統計を見ても分かる通り、人口約350万人のうち、外国人の割合は約28%、中でも一番多いのが5%を占めているトルコ人である。続いて、ポーランド人、ロシア人と続く。エリアによってはドイツ人よりトルコ人を多く見かけるエリアもあり、難しいドイツ語よりさらに理解に乏しいトルコ語が飛び交っていると一体自分がどこにいるのだろう? という錯覚に陥る。なぜここまでトルコ人が多いかと言うと、戦後ドイツは急激な経済発展で労働力が不足したため、近隣諸国から労働者を呼び寄せた。その中で一番多かったのがトルコ人だったという理由。植民地にならなかったトルコ人の行き先が、戦争に負けて植民地を持たなかったドイツになったという理由もある。
そんな多様多種なベルリンのエリア別ポイントを紹介していきたい。是非とも観光の際に参考にして欲しい。
ベルリン随一のオシャレエリアMitte(ミッテ)
ベルリンの中心地であり、美術館や博物館なども多く、観光エリアとしても一番有名なエリアである。アクセスも便利であり、東京ほどではないが、オシャレなブランドショップやカフェ、レストランが次から次へとオープンし、カフェに至っては必要以上にある。歩いている人もファッション感度の高いスタイリッシュな人が多い。デザイナーのアトリエやクリエイターのオフィスも多いことから街全体がオシャレ。少し離れた閑静な住宅街にはモダンな高級アパートメントが立ち並び、西とは違った若い年代の富裕層が多く暮らしている地区。
【どこの国の人が多い?】
アメリカ人、フランス人、ロシア人