2. メールに細工を施す
ファイルをわざと添付しなかったり、メールの本文を文字化けさせるのも、よく使われる手段です。いやはや、世の中には智慧の働く人がいるものですなあ。
中にはファイルの中身自体を文字化けさせたり、データ破損させたりなど、手の込んだ細工も使われるようですが、そこまで頑張るなら締切にも間に合ったのではないでしょうか。そもそも、プロとして破損したデータを送るというのは正直「ナシ」です。
一見、スマートな締切先延ばしテクに思えますが、見方を変えてみれば蕎麦屋でおかめそばを頼んだにも関わらず、具材が一切添付されていない蕎麦が供されて文句を言ったら「あれ? 具材入ってなかったっすか?」と言われたようなものですので、正直クライアントは怒っていいと思います。
ちなみに、この方法は「いつもはしっかりデータを添付してくる」という大前提があってはじめて効果を発揮するので、毎度は使えません。毎回やってたら「こいつ、病院行ったほうがいいんじゃねえかな」とある意味心配されてしまうことでしょう。
「送ったはずなんですけど」と同様に「送り先を間違えた」という言い訳も使用されるようですが、いくら締切に間に合わなくてテンパッていたとしてもやめましょう。下策も下策です。
また、あなたがもしケヴィン・ミトニック級のクラッカーであったとしたならば、一時的に先方のサーバーをダウンさせて締切どころではなくしてしまうこともできるでしょうが、立派な犯罪ですのでおすすめしません。