電車は焦らず、乗り間違えには注意
田舎では1時間、または数時間に1本ほどしかない電車ですが、東京(特に都心部)は数分間隔で次の電車がやって来ます。これ、住んでると当たり前のことですけど、とんでもないことですよね。田舎で電車に乗り遅れ、無人駅のホームにある時代の付いた木のベンチで絶望に暮れたあの日とはもうおさらばです。そんなことを思う間もなく、次の電車がやってくるのです。
しかし、田舎ならばすべて各駅停車、乗れさえすればとりあえず大丈夫なのですが、都会ではそうともいかず、急行、準急行、快速、特急など、途中の駅をすっ飛ばしてかっ飛ばす電車も同じホームに滑り込んで来ますので、うっかり乗ったら目的地の駅を通りすぎてしまった。なんてことが起こらないように注意が必要です。
止まると思っていた駅に止まらず、ひゅんひゅんと駅名が書かれた看板が通りすぎていくのを眺めるのは非常に胸が痛く、悲しい気持ちになりますので、なるべく経験しないほうがよろしいでしょう。
また、ホームに複数の電車が停車しており、どの列車に乗って良いのか分からない。という状態に陥ることもあるかと思います。以前の東横線などは、改札をくぐると4つも電車が並んでおり、上京したての私は「ええっと、代官山まで行く列車はどれですか?」と駅員さんに聞いたところ、「全部行きます」と答えられ、余計困惑してしまった思い出があります。
観光名物にもなっていると言われている満員電車、朝のラッシュアワーも一度は体験していただきたい責め苦ですが、ここだけは真面目に書きますと、住居を決める前に出社(できれば退社も)を想定して会社まで行き、混み具合を確かめることをおすすめします。
私も過去、数年間体験したことがあるのですが、あれは確実に精神を削られますし、慣れて何も感じなくなったら、それはもっとヤバい状況です。