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【ケーススタディ】バイリンガル、マルチリンガルがブチ切れた瞬間

ユーコ・ノラ ユーコ・ノラ


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恥ずかしながらわたくし、下手くそなりにも一応英語を話します。今どきそんなにめずらしくもありませんね。そして周りにもまた、英語に限らず、中国語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語 etc.を話す知り合いがチラチラいます。

さて、第2ヵ国語目・第3ヵ国語目を操れるということは、基本的にはメリットしかないようなイメージですよね。例えば「母国語以外での情報がリアルタイムで手に入る」とか「外国人の知り合いが増える」とか「外国人のかわい子ちゃんとワサワサできる」とか「仕事の幅が広がる(かもしれない)」とかとか。

そうですね。仕事に限らず外国語でコミュニケーションが取れるということは、少なからずあなたにいい感じの何かをいい感じに与えてくれることに変わりありません。ですが中には、バイリンガル・マルチリンガルだからこその嘆きもチラホラ耳にします。

バイリンガル・マルチリンガルの嘆き

仕事での「雑務」が増える

「本来する必要のない仕事が増える」と言い換えたほうが良いかもしれません。バイリンガルあるあるとして彼女らが口々に言うのは、「外国の人から電話だから代わりに応対して」とか「これなんて書いてんの? 訳してよ」とか。

例えば彼女たちが『外国語要員』としてその職場にいるのであれば話は別ですが、大抵の確率で彼女たちは他に自身のメイン業務を請け持っていたりします

外国語ではなく「経験や技術」を武器に入社したのだ!

とまあ、そうなると、確かに彼女たちにとっては迷惑以外の何ものでも無くなるわけです。自分の業務があるのに「なぜ通訳のような役回りまで私が・・・」ということになってしまうのです。

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でも、まあ仕方がないのだ

まあそういうわけです。該当する言語を理解し、そして話せる人材が彼女以外にいないのであれば、もはや致し方ないことではあります。

が、そこはやはり人間。お願いのされ方で心の持ちようはいくらでも変わります。「出来て当然、朝飯前っしょ!」といった態度だとやはり良い気分はしないでしょう。本来なら朝飯前のものでも、夕飯後に回したくなる心持ちにもなるでしょう。たまに発生する程度ならば良いかもしれません。しかし、いくら簡単に見える(ような)電話の応対や簡単に見える(ような)翻訳も、『チリツモ』なのです。気持ちの問題アレコレだけではなく、本来の彼女たちの業務を大いに妨げてしまい兼ねない要望は、そもそも慎むべきなのかもしれません。

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