ひと言3:「五月雨式にください」
本当は心優しき人徳者である著者が、どうして締め切りを守ってくれないのか。それは彼らが意地悪だからではなく、多忙を極めているからに違いありません。たとえそうでなくても、多忙だと思うことにしましょう。
忙しい人の負荷を少しでも減らすため、「五月雨式に」「一章ごとに」「できたところから」などと何とか原稿を引っ張り出し、その先の作業を進めるように努めます。ただ「原稿はまとめて渡す主義だ」という人には残念ながら使えない手段です。
ひと言4:「Google Driveで更新してくだされば」
毎日ひとところにおらず多忙を極めている人には、オンラインで原稿を書いてもらうのも一手です。Google Driveは更新履歴も確認できるので、変更箇所を逐一報告する手間も省けます。
何もGoogle Driveでなくともいいのです。手書きがいいという人には手書きで、エクセルがいいという人にはエクセルで。普段から慣れている環境で書いてもらうのが一番です。過去に私が担当した著者の中には、約15万字の原稿を全てスマホで入力し、LINE投稿された方もいました。